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「票を金で買う発想ない」 案里議員、被告人質問で

(更新)

2019年7月の参院選広島選挙区を巡る買収事件で、公職選挙法違反(買収など)罪に問われた参院議員、河井案里被告(47)の被告人質問が13日、東京地裁(高橋康明裁判長)で始まった。

地元議員らに配った現金の趣旨についての弁護側の質問に対し、案里議員は「今後の県政運営を頑張っていただきたいと思っての当選祝いや陣中見舞いだった」と買収の意図を否定。「私自身は票をお金で買うという発想がない。(選挙で)心がけてきたのは人間関係をつくること」と述べた。

参院選に立候補をした経緯では自民党広島県連が当時、別の候補の支援で固まっており「県連から突き放された状況だった」と説明した。一方、「地方議員や首長の支援を受けられなくても選挙への影響は限定的だ」とも述べた。

案里議員が事件について法廷で発言するのは8月25日の初公判以来。地元議員らに配った現金の趣旨が争点で、初公判では「当選を目的として選挙運動を依頼し、報酬として現金を渡したことはありません」と起訴内容を否認した。

これまでの公判で案里議員が現金を提供したとされる地元議員5人の証人尋問があり、うち4人は「集票や投票の依頼と思った」と証言。1人は「当選祝いと思ったが、参院選の支援も頭をよぎった」と証言した。

案里議員の選挙活動に関わった秘書らは夫で元法相の克行被告(57)が「陣営を取り仕切っていた」などと証言した。

案里議員の被告人質問は13日のほか、17日、20日にも行われる見込み。論告求刑は12月15日、弁護側の最終弁論は同23日に予定され、判決は年明けにも言い渡されるとみられる。克行元法相が9月に弁護人を解任したため夫妻の公判は分離され、克行元法相の公判は11月4日に再開した。

起訴状によると、案里議員は19年3~6月、克行元法相と共謀し、集票依頼などの目的で地元議員5人に現金計170万円を供与したとされる。6月18日に逮捕され、4カ月超の勾留を経て10月27日に保釈された。

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