Go To利用、10月末までに3976万人 東京追加で拡大
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赤羽一嘉国土交通相は13日、閣議後の記者会見で観光支援策「Go To トラベル」の宿泊者数が10月末までに延べ3976万人だったと発表した。支援額は少なくとも2087億円に達した。10月に東京都が事業の対象に加わり、事業の利用者が増えた。
10月の宿泊者数は延べ1458万人で、9月(1012万人)より増えた。7月の事業開始時には東京で新型コロナウイルスの感染が拡大し、追加が見送られていた。
10月からは旅行先の飲食店や土産物店で使える地域共通クーポンの利用も開始。クーポンは11月9日までに201億円の利用があった。1人当たりの旅行代金の平均は1万3553円だった。
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北海道や大阪府などではコロナの感染者数が増加している。赤羽国交相は現時点で感染が拡大する地域を事業の対象から除く考えはないとし、「事業者と旅行者双方の感染拡大防止対策の徹底をもう一度お願いしたい」と話した。
赤羽国交相は2021年1月末までとしているトラベル事業の実施時期について「地方の経済の状況をみると延長したいと思っている」と述べ、今後の予算編成で追加予算を確保したい考えを示した。

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