/

「家族写真をもっと自由に」浅田政志が息子を撮る

「浅田撮影局 まんねん」

自分の家族が消防士やラーメン店員の制服などを着て、様々な職業の人たちになりきった写真集「浅田家」で木村伊兵衛賞(2008年度)を受賞するなど、浅田政志はユニークな家族写真を撮ってきた。今回選んだ被写体は最も身近な存在である我が子だ。新作「浅田撮影局 まんねん」は浅田が地域密着の写真スタジオの2代目にふんし、息子の朝日くんが生まれてからの4年あまりを追った。

長生きの老人、祭りの参加者、巨大な大仏――。全国を回って縁起が良さそう人、良さそうな場所とともに我が子を写真に収めた。「妻が妊娠したときから、子どもの写真を撮りたいと思っていた。でも、自分の子どもがかわいいのは当たり前で、成長記録以上のものが撮れなかった」と振り返る。

そんなとき、生後1カ月ほどたった息子をお宮参りに連れて行き、でんでん太鼓や犬の張り子などの縁起物と一緒に撮ってみると「驚くほどしっくりきた」という。「子どもの写真は誰かに撮れと言われて撮るものではないのに、当たり前に撮っている。単なる記録というだけでなく、親は撮影するという行為自体に、元気に育ってほしいという思いを込めているからだと感じた。親としての普遍的な思いであり、共感してもらえる部分があるのでは」と話す。

一風変わった我が子の成長記録となったが「家族写真はもっと自由でいい」と訴える。家族や子どもの写真は誰もが撮影し、不思議と構図も似てくる。「その家族ならではの写真があっていい。『浅田家』の撮影を通して家族が活性化したし、オリジナリティーも生まれた。作品を見てもらうのがゴールではなくて、やってみたいと思ってもらうのが目標」と強調する。

(赤塚佳彦)

春割ですべての記事が読み放題
今なら2カ月無料!

セレクション

トレンドウオッチ

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で申し込むログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で申し込むログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で申し込むログイン