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ミャンマー総選挙 スー・チー与党、過半数確保に迫る

【ヤンゴン=新田裕一】ミャンマー総選挙(上下両院選)は開票作業が進み、これまで確定した議席の約8割をアウン・サン・スー・チー国家顧問率いる与党・国民民主連盟(NLD)が獲得し、過半数の確保に迫った。政権交代を実現した2015年の前回総選挙に続いて大勝し、政権が2期目に入る可能性が高まった。

10日夜、最大都市ヤンゴンのNLD本部前に集まった支持者ら

上下両院(定数計664)の4分の1は国軍最高司令官が指名する軍人議員が占める。改選対象は軍人枠を除く498議席で、このうち22議席は「治安上の理由」で投票が見送られた。空席の22議席を差し引いた642議席で、NLDが単独過半数(322)を確保するかが焦点となる。

12日午後8時(日本時間午後10時半)時点の選挙管理委員会の発表では、改選対象の476議席のうち379議席で勝敗が確定した。このうちNLDは319議席を確保し、過半数まで3議席に迫った。国軍系の最大野党、連邦団結発展党(USDP)は23議席にとどまる。

NLDが開票所に派遣した立会人からの情報に基づく独自集計では同日正午時点で397議席を獲得し、前回総選挙(390議席)を上回る見込みとなっている。

一方、USDPは11日「選挙の運営に不正があり、選挙を国軍の協力のもとでやり直すべきだ」と主張する声明を出し、選挙結果を受け入れないと言明した。日本を含む外国から派遣された選挙監視団はそれぞれ「投開票には問題なかった」と評価している。

今回の総選挙では、スー・チー政権下で民族紛争の解決が進まなかったことから少数民族政党が議席を大きく伸ばすとみられていたが、苦戦している。ミャンマー北部カチン州の少数民族政党の党首は地元メディアのインタビューで「期待していた議席数は得られなかった」と話した。

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