秋元議員「1000万円貸して」 IR証人買収で検察主張

社会・くらし
2020/11/12 21:27
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カジノを含む統合型リゾート(IR)事業を巡り収賄罪で起訴された衆院議員、秋元司被告(49)が贈賄側に偽証を持ちかけたとされる事件で、共犯として起訴された元会社役員の初公判が12日、東京地裁であった。検察側は秋元議員が買収工作のため、別の被告に「1千万円貸して」と借金を依頼したと主張した。

組織犯罪処罰法違反(証人等買収)罪に問われた元会社役員、宮武和寛被告(49)は「間違いありません」と起訴内容を認めた。検察側は懲役1年を求刑し、即日結審した。判決は12月22日。

検察側の冒頭陳述によると、秋元議員は5月、贈賄側の中国企業「500ドットコム」の元顧問の証言内容を変えるよう知人の松浦大助被告(51)=同罪で起訴=に依頼した。松浦被告は翌6月、知人の宮武被告を伴って元顧問と面会し偽証を依頼したが、元顧問は「真実は1つで、事実が覆ることはない」と拒否した。

松浦被告は面会の状況を報告。同月下旬、秋元議員は「必ず返すから、1千万円貸してくれないか。その金を(元顧問に)ぶつけてほしい」と頼んだという。松浦被告はこのうち500万円を用意し、宮武被告が現金を持参して元顧問と再び面会したが、元顧問は依頼に応じなかった。

宮武被告は秋元議員と面識がなく、被告人質問では収賄事件についても「ほとんど知らなかった」と述べた。「(松浦被告と)日ごろから仲良くしていたので断れなかった」と話した。

IR汚職事件では、秋元議員が起訴内容を否認する一方、500ドットコム元顧問2人は賄賂の提供などを認め、贈賄罪などで有罪が確定した。秋元議員の公判日程は決まっていない。

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