仙台オフィス空室率、2カ月連続で低下
オフィス仲介大手の三鬼商事(東京・中央)がまとめた仙台市中心部の10月のオフィス空室率は前月比0.08ポイント低い5.10%だった。低下は2カ月連続。コールセンターの開設や増床に伴う成約により空室が減少した。
平均賃料は3.3平方メートルあたり9337円で、前月から6円下がった。「新しいビルに企業が移転し、中小規模のビルが募集賃料を低めに設定する動きがあった」(同社)という。仙台市中心部では10月、延べ床面積約1万1000平方メートルの「新仙台ビルディング」が、ほぼ満室の契約状況で完成した。三鬼商事が調査している全国7地区のうち6地区(東京、大阪、名古屋、札幌、横浜、福岡)で空室率が前月から上昇する中、仙台地区は唯一の低下となった。
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