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東京精密、10カ月ぶり高値 受注好調に自社株買いで

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12日の東京株式市場で、東京精密株が一時、前日比490円(13%)高の4340円まで上昇し、約10カ月ぶりの高値を付けた。東京精密は11日、未定だった2021年3月期通期の業績予想を発表。次世代通信規格「5G」の普及を受けて半導体製造装置の受注が好調で、利益改善期待が高まった。同日発表の自社株買いも好感され、機関投資家らの買いが集まった。

終値は420円(11%)高の4270円だった。売買代金は前日の3.5倍に膨らんだ。

東京精密は検査装置などの半導体製造装置と、自動車向けなどの計測機器を手掛ける。11日に21年3月期の連結純利益が前期比40%増の100億円になりそうだと発表。事前の市場予想平均であるQUICKコンセンサス(10社平均で91億円)を上回った。5Gの普及や中国の半導体産業育成を受け、半導体製造装置の売上高が前期より2割強増える見通し。計測機器の受注も底打ちしたという。

同日、新型コロナウイルスに伴う事業環境の変化を踏まえ、今期を最終年度としていた中期経営計画の終了年度を1年延期した。中計で掲げる営業利益目標は今期予想より7割近く高い水準だが、半導体製造装置事業の好調などで達成可能だと見込む。ゴールドマン・サックス証券の中村修平氏は「中期的に半導体チップの高機能化が装置需要を押し上げる」とみる。

自社株買いは自己株式を除く発行済み株式数の1.9%にあたる80万株、総額30億円を上限とする。02年以来の自社株買いでSMBC日興証券の花屋武氏は「来期への自信を示す意思決定と推察できる」とみる。

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