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タイ航空750億円赤字 債務超過1400億円に拡大

【バンコク=村松洋兵】経営破綻したタイ国際航空が11日に発表した2020年7~9月期の連結決算は、最終損益が215億バーツ(約750億円)の赤字だった。新型コロナウイルスの影響による運航停止が響き、赤字額は前年同期(46億バーツ)の5倍近くに膨らんだ。

タイ国際航空は大幅な減便が続く(5月、バンコクのスワンナプーム空港)=小高顕撮影

9月末時点の債務超過は399億バーツ(約1400億円)となり、6月末に比べ218億バーツ増えた。9月末時点の負債総額は3388億バーツに上る。タイ中央破産裁判所から会社更生手続きの開始決定を受けており、年内に債務再編や収支改善策を盛り込んだ再建計画案をまとめる予定だ。

7~9月期の売上高は前年同期比92%減の37億バーツだった。3月下旬以降に定期便の運航を停止し、現在も大幅な減便が続いている。収入確保に向けて機内食を提供するレストランの運営などに乗り出しているが、焼け石に水の状態だ。

給与支払いや機体整備で現金流出は続く。9月末時点の現金・同等物は111億バーツとなり、6月末比28億バーツ減少した。11月から早期退職と休職を実施し、現金流出を抑制する。事業継続には資本増強が必要になる。

監査法人デロイトのタイ法人はタイ航空の7~9月期決算について、事業継続が不確実であるとして、4~6月期に続き「意見不表明」とした。これを受けタイ証券取引所は12日、タイ航空株の売買を一時停止した。

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