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ドコモ、5G駆使の「スマート工場」 石川県に開設

5G伝送を活用し工場視察を遠隔でできる

NTTドコモは12日、石川県の企業や大学と共同で次世代通信規格「5G」を活用したスマート工場を開設したと発表した。複合現実(MR)を駆使した会議やバーチャルの工場見学などができる。5Gの有用性を示すことで普及拡大を目指す。

電子機器製造を手掛ける北菱電興(金沢市)の工場にドコモの5Gエリアを整備した。同エリアでは、米スタートアップのマジックリープが開発したMR用のメガネ型端末を活用する。

設計図など3DデータをMRの空間上で共有。遠隔にいる社員同士が顔を見ながら話すことで社員間のコミュニケーションを活性化できるという。これまで製造担当と設計担当が同じ工場内にいることがなく、意思疎通が難しい課題があった。

遠隔で操縦するロボットが見た映像を5Gで伝送することで、発注側の業者が品質確認のために実施していた工場視察を遠隔ですることもできる。

2021年度以降も製造フロアを一元で遠隔監視したり、無線での製造ラインの構築などにも取り組んでいく方針だ。

製造業の現場では人手不足を背景に作業員の負担増や孤独感から離職率が高いという問題がある。5Gの特色を生かし通信のタイムラグの小ささを生かして工場設備を連携させるなど、生産の自動化を進め、作業の負担を軽減させる。

金沢工業大(石川県野々市市)とも連携、生産性が向上する作業空間の考案や作業員の仕事へのやりがいに対する分析などもしていく。

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5Gとは
現行の「第4世代(4G)」の最大100倍の速さの次世代通信規格。毎秒10ギガ(ギガは10億)ビットの最高速度はアナログ方式だった1980年代の第1世代の100万倍。2時間の映画を3秒でダウンロードできる。米国と韓国の通信大手が世界に先がけて商用サービスを始めた。

1Gから4Gへの進化は主に速さの向上だった。5Gは「多数同時接続」「超低遅延」という特徴が加わる。たとえば自宅で約100個の端末やセンサーを同時にネット接続できる。利用者が通信の遅れを意識することは格段に減る。

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