ステンレス鋼板、流通価格11カ月ぶり上昇
ニッケル系1%高、原料相場上昇を反映 浸透には時間
[有料会員限定]
厨房機器や建材に使うステンレス鋼板の流通価格が11カ月ぶりに上昇した。原料高を背景にメーカーが値上げを進め、仕入れ値が上がった流通業者も顧客への販売価格を引き上げた。流通業者は一段の値上げを模索するが、新型コロナウイルスの影響で需要の戻りは鈍く、先行きは不透明だ。
主原料にニッケルを使うステンレス冷延鋼板「SUS304」の東京地区の流通価格(2ミリ品)は現在、1キログラム365~375円前後。1カ...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り884文字
関連企業・業界
業界: