三井化学と三井物産、本州化学にTOB
三井化学は11日、三井物産と共同で本州化学工業にTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。買い付け価格は1株1830円。最大約96億円を投じ、最終的に三井化学が51%、三井物産が49%の株式を保有することを目指す。三井化学は液晶向けの樹脂や半導体向けの電子材料などに強みを持つ本州化学を傘下に入れ、新製品の開発力を強化する。
2021年5月ごろを目標に共同でTOBを開始する。三井化学と三井物産は20年3月末時点でそれぞれ本州化学株を約27%ずつ保有している。