ユニバンスの4~9月期、最終赤字27億円に
自動車向け駆動系部品のユニバンスが11日発表した2020年4~9月期の連結決算は、最終赤字が27億円(前年同期は3億2600万円の赤字)だった。コロナ禍で全拠点で販売が振るわなかった。
売上高は44%減の169億円だった。日本や東南アジア、米国のいずれの拠点も売り上げが落ち込んだ。営業赤字は24億円(同7300万円の赤字)。構造改革の一環として人件費など固定費の削減を進めたが補いきれなかった。
同日、21年3月期の最終赤字が24億円(前期は35億円の赤字)になる見通しも発表。従来予想は未定だった。直近ではコロナの影響から徐々に回復。構造改革の成果も出てきて下期は営業黒字となる見込み。年間配当は前期に比べ1円減の2円とする。