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フィリピン、米軍の地位協定 破棄を再び先送り

【マニラ=遠藤淳】フィリピンのロクシン外相は11日、同国内での米軍の活動を認める「訪問軍地位協定(VFA)」を破棄する時期を再び6カ月先送りすると発表した。一方的に8月に破棄すると米側に通告した後、6カ月先送りしていた。米国に誕生する見込みのバイデン政権の出方をうかがう狙いとみられる。

米国とフィリピンが行った合同軍事演習(2019年4月、比北部ザンバレス州)=AP

ロクシン外相の声明によると、ドゥテルテ大統領がVFAを破棄する時期をさらに6カ月先送りすることを決め、米側に伝えるようロクシン氏に指示した。「VFAをより強固で、お互いの利益となり、持続可能な内容にするため」という。12日にも在比米大使館に通知する。

VFAは米国とフィリピンが1998年に締結した。米軍のフィリピン国内での法的地位を定め、合同軍事演習などの活動を可能にしている。だが、米国と距離を置くドゥテルテ氏が2月、一方的に8月に破棄すると通告し、その後、6カ月先送りすると表明。2021年2月に期限が来るとみられていた。

ドゥテルテ氏は本音ではVFAを維持しつつ、米国との協議を通じ、罪を犯した米兵の扱いなどに関する不利な規定を見直したい思惑とみられる。トランプ米大統領は「お金が節約できる」と破棄通告を受け入れることを示唆したが、バイデン政権では姿勢が変わる可能性があるとみて、再度の破棄先送りで交渉の期間を確保した。

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