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ツインバード ストップ高 ワクチン保冷庫の期待広がる

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11日の東京市場で、家電製造・販売のツインバード工業株が急伸し、制限値幅の上限(ストップ高水準)の前日比300円(29%)高の1318円で取引を終えた。ストップ高は2日連続。米製薬大手ファイザーが開発中の新型コロナウイルス用ワクチンの有効性が臨床試験で示された9日以降、ワクチン輸送・保管に使う保冷庫の需要増への思惑から買いが続いている。

同社は「フリー・ピストン・スターリング・クーラー(FPSC)」と呼ぶ技術を活用した保冷庫を製造している。安定した冷却・冷凍が可能で、国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」でも採用された。

ファイザーのワクチンは超低温での保管が必要とされる。承認されても輸送や保管など課題は多いとされるが、FPSCはマイナス80度まで対応が可能だ。将来の受注などへの期待から急速に買いが集まった。

もっとも、株価の動きは急で注意が必要との声は多い。6月にも保冷庫需要への期待から株価は2399円まで急騰したが、決算発表を受けて7月下旬には600円台まで急落した。2020年3~8月期の連結最終損益は1億2000万円の赤字。今期は6000万円の最終黒字を見込むが、ワクチン需要の業績への貢献は見通しづらい。

需給面も不安がある。急上昇局面で新規の売りが出にくいこともあるが、信用取引の買い残高を売り残高で除した信用倍率は6日時点で3000倍を超える。わずかなきっかけで急落する可能性もあり、「株価の動きは注意深く見る必要がある」(岡三にいがた証券の橋本貢浩エクイティ情報部長)との見方がある。

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