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SCBアバカスCEO「AIで金融サービス万人に」

世界経営者会議

タイの大手銀サイアム商業銀行(SCB)のデータ分析子会社、SCBアバカスのスッターパー・アモーンウィワット最高経営責任者(CEO)は11日、第22回日経フォーラム「世界経営者会議」で講演した。「人工知能(AI)で金融サービスを低所得層など万人に届けられるようになる」と述べた。

SCBアバカスはAIで個人や零細企業の信用力を評価するデータ分析技術を強みに持つ。申請から最短1時間で融資するスマートフォンアプリなどを展開。アモーンウィワット氏は「テクノロジーの進化で、従来の金融機関が貸し出せなかった人にも迅速に金融サービスを届けられるようになる」と述べた。

新型コロナウイルスの影響を受けた企業や個人への資金繰り支援では、非対面で迅速に実行できる仕組みが求められた。日本でも自治体や金融機関の窓口への申し込みが殺到し、処理が追いつかないケースもあった。アモーンウィワット氏は「移動が制限されるなか、オンライン経由で初めて金融取引をする人が増えている」と述べた。

同社が手掛けるフィンテックの成長が期待されるのが、タイなど東南アジアの新興国だ。スマホや携帯電話の普及で、簡単にお金のやり取りができるようになっていることが背景にある。モバイル金融の急速な普及が新興国に巨大な市場を生み出している。

世界銀行の推計では、世界には銀行口座を持たない人が約17億人いるとされる。アモーンウィワット氏は国際通貨基金(IMF)などでエコノミストとして勤務した経験を持ち、今後は「国内外のパートナーとも連携し、東南アジアの周辺国にも展開していきたい」と話した。

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経営者会議

日本経済新聞社はスイスのビジネススクール「IMD」、米ハーバード・ビジネス・スクールと共同で11月9、10日に東京都内で第23回日経フォーラム「世界経営者会議」を開いた。テーマは「世界経済再興と新常態の経営」。新型コロナウイルス禍を踏まえ、オンラインとリアルを組み合わせたハイブリッド開催だった。

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