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第一三共、上場来高値 新型抗がん剤への期待高まる

銘柄診断

11日の東京株式市場で第一三共の株価が反発した。終値は前日比137円(4%)高の3474円を付け、株式分割考慮ベースで上場来高値を更新した。開発中の新型抗がん剤に対する期待が高まっている。米ファイザーによる新型コロナウイルスワクチンの実用化が近づいて医薬品株全体が物色された影響も出て、機関投資家を中心に買いが集まったとみられる。

10月末の決算発表と同時に、1000億円を上限とする自社株買いや、発行済み株式総数の9.3%に相当する自己株式の消却を発表した。需給の改善も好感され、株価は決算発表前日に比べ28%上がった。

注目されているのが、がん細胞を狙う抗体と攻撃する抗がん剤を組み合わせた医薬品「抗体薬物複合体(ADC)」だ。その一つである「エンハーツ」は今年からすでに日米で発売し、順調な滑り出しをみせている。10月末に2021年3月期通期の製品売上高の目標を上方修正した。

市場ではピーク時の売上高は7000億円を超えるとの試算もある。対象疾患の適応拡大に向け臨床試験(治験)を進めており、市場ではその結果に関心が集まっている。

一方で、目先は調整を指摘する向きもある。13週移動平均線との乖離(かいり)率が13%に達しており、楽天証券経済研究所の土信田雅之氏は「いったんは利益確定売りが出て、当面は3000円前後で推移しそう」とみている。

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