大塚家具、見えだしたヤマダ提携効果 赤字脱却へ一歩
証券部 干場健太郎
[有料会員限定]
大塚家具の大塚久美子社長が12月1日付で辞任する。父親である創業者の経営戦略を転換して客離れを招き、赤字続きに陥った経営責任をとる。一方で固定費中心に費用削減を進めたなか、増資を引き受けて親会社になったヤマダホールディングス(HD)との提携効果が販売面で見えだした。「久美子社長後」の体制で赤字脱却をめざす。
「今期(2021年4月期)は通期赤字を見込むものの大幅な改善がみられ、来期の黒字化に向けて道筋がつきつつある」。大塚久美...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り1505文字
関連リンク