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大戸屋HD、14億円の債務超過 コロワイド傘下で再建

大戸屋はコロワイド傘下で経営再建を図るが、コロナの影響もあり先行きは厳しい

外食大手コロワイド傘下の大戸屋ホールディングス(HD)が10日発表した2020年4~9月期の連結決算は最終損益が46億円の赤字(前年同期は1億7400万円の赤字)と同期間として過去最大の赤字幅となった。来店客数の減少から数年前から急激に業績が悪化。有利子負債が膨らみ20年9月末に14億円の債務超過に陥った。コロワイド傘下で経営再建を図るが、コロナ禍の影響もあり先行きは厳しい。

大戸屋HDは4~9月期に国内で直営店とフランチャイズ店を含めて26店舗を閉鎖した。不採算店舗にかかる減損損失を17億円計上し、3月末時点で2億円だった利益剰余金が46億円のマイナスになった。

同社は定食チェーン「大戸屋」で販売の落ち込みが続いてきた。大戸屋が重視してきた店内調理は人手がかかり、人手不足の中でコスト負担が重くなっていた。価格改定などで客足が遠のいていたところにコロナが直撃し、4~9月期の売上高は前年同期比40%減少した。運転資金を賄うために借り入れを増やしてきた結果、有利子負債が41億円と3月末に比べてさらに24億円増えた。

同社に対してはコロワイドが7月にTOB(株式公開買い付け)実施を表明。9月8日時点で47%の株式を保有する。11月4日に大戸屋HDが開いた臨時取締役会で、コロワイド元専務の蔵人賢樹氏が大戸屋HDの社長に就任している。

新経営陣は各店舗の採算性の改善など追加的な措置を検討しており、「今期中に債務超過の解消を目指す」という。コロワイドと連携した仕入れ実施や価格帯の見直しを進める。

一方、コロワイドが同月10日に発表した4~9月期連結決算(国際会計基準)は最終損益が57億円の赤字(前年同期は1億1400万円の黒字)と、同期間として過去最大の赤字となった。4月の既存店売上高は前年同月から半減し、9月も前年から2割減と新型コロナで離れた客足の回復は鈍い。従来未定としていた21年3月期の業績予想を公表。売上高にあたる売上収益は前期比20%減の1892億円、最終損益は54億円の赤字(前期は64億円の赤字)を見込んでいる。

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