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オークマやJR東海が上昇 中部株、機械や旅行に買い

オークマの可児工場(岐阜県可児市)

10日の株式市場で日経平均株価は一時2万5000円の大台を回復した。新型コロナウイルスのワクチン開発への期待や米大統領選を巡る不透明感の後退が投資家を動かし、中部でも幅広い業種に買いが入った。業績が上向いた企業に加え、受注に底入れが見え始めた工作機械、コロナで売り込まれた旅行関連の上昇が目立っている。

愛知、岐阜、三重県に本社を置く中部企業を対象に、米大統領選が混迷の途上にあった10月30日と、ジョー・バイデン前副大統領の当選が確実になった10日の株価を比較。10日時点で時価総額100億円以上を対象に上昇率でランキングした。

ランキング上位にはコロナ禍でも独自の技術・サービスやコスト削減をテコに、業績が復調する企業が入った。業務用厨房機器大手のホシザキは、外食産業で設備投資を抑える動きが相次いだ影響で2020年12月期は減益を見込むが、コスト削減の徹底で9日に会社計画を上方修正した。

アルペンは19年6月期に希望退職を募り、人件費を中心に費用を減らした。今期は3密回避でキャンプ用品の需要が増えた追い風もあり、増収増益基調だ。9日にホンダ系のテイ・エステックがTOB(株式公開買い付け)を発表した今仙電機製作所は、TOB価格へのさや寄せで10日は制限値幅の上限(ストップ高水準)で終えた。

業種別では、工作機械への関心が強まっている。背景にあるのが受注の底入れだ。DMG森精機の7~9月期の受注額は10四半期ぶりに前四半期を上回った。オークマの7~9月期も4四半期ぶりに受注が上向いた。「(受注は)4~6月期を底に着実に回復している」(森精機の森雅彦社長)という。受注が業績に反映するまで時間のずれがあるものの、中期的な業績回復を期待した買いが入っている。

今年のGW期間中は新幹線の利用客がまばらだった(JR名古屋駅)

コロナ禍で売り込まれた鉄道やホテルなど旅行関連にも買い戻しの動きが広がっている。JR東海の上昇率は17%と、日経平均の伸び(8%)を上回った。政府の「Go To」キャンペーン効果もあり、新幹線利用者の減少に歯止めがかかってきた。会員制ホテルを展開するリゾートトラスト、ビジネスホテルのABホテルなども大幅に上昇した。

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