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「獺祭」超限定版、香港オークションで1本84万円

旭酒造(山口県岩国市)が2019年の酒米コンテストの優勝米で限定製造した純米大吟醸「獺祭(だっさい)」が10日、香港のサザビーズオークションにかけられ、1本最高84万3750円(6万2500香港ドル)で落札された。旭酒造によると、長期熟成を含めて日本酒の取引額としては過去最高という。

オークションにかけられた「獺祭」の限定製造品

旭酒造が出品したのは酒米コンテストの優勝米で製造した720ミリリットル入り23本のうちの6本。商品名は「獺祭 最高を超える山田錦2019年優勝米」。オークションの結果、6本は75万9375~84万3750円(5万6250~6万2500香港ドル)で落札された。

オークションの結果を受けてコメントする旭酒造の桜井一宏社長(左)

落札価格はサザビーズの事前予想(45万~70万円)を上回り、日本酒の取引額としては過去最高となった。日本酒ではこれまで、ごく一部の長期熟成酒が50万円を超す価格で取引されたことはあるが、長期保存に適さない一般的な日本酒は高値がつきにくかった。

落札結果を受けて桜井博志会長は「日本酒が世界に出ていくときの弱点は高価格商品がなかったことだが、今日の結果は国際市場での日本酒に対する評価の第一歩になると思う」と話した。

酒米コンテストは農家により質の高い山田錦を作ってもらうため、旭酒造が19年に初めて実施。コメの粒のそろい具合や色ツヤ、着色などを審査し、優勝した栃木県の農家のコメ50俵を通常価格の約25倍の2500万円で買い取った。

優勝米で製造した23本のうち、オークションに出さなかった17本は販売はしない。生産した農家に試飲してもらうほか、特別な機会に備えて社内で保存するという。

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