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アンジェス、一時9%安 米社買収で増資を嫌気

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10日の東京株式市場で、創薬ベンチャーのアンジェス株が反落した。一時前日比104円(9%)安の1024円まで下落した。前日の取引終了後にゲノム編集技術に強みを持つ米エメンドバイオ社の発行済みの全株式を取得すると発表。買収資金として新株を発行するとしたことから、需給悪化を懸念した個人投資家らの売りが膨らんだ。

終値は7%安の1048円。すでにエメンドバイオ社株式の4割ほどを保有しており、2億5000万ドル(約260億円)を追加で投じる。これに伴いアンジェスは発行済み株式の約2割に相当する新株を発行し対価を支払う予定だ。

エメンドバイオは特定の遺伝子を特殊な方法で切断、編集、改変するゲノム編集技術の研究開発を手掛ける。アンジェスは同社のノウハウを活用し、遺伝子治療用製品の実用化の加速を目指す。ただ「新株発行の規模が大きいうえ、相乗効果を発揮する時期がみえにくい」(国内証券)と、希薄化を嫌気した売りが先行したようだ。

アンジェスは新型コロナウイルスのワクチン開発にも取り組んでいる。折しも米製薬大手のファイザーは9日、新型コロナワクチンの臨床試験(治験)で予防の有効性が9割を超えたとする初期データを発表した。アンジェスにとっては悪材料となったとの見方も市場では聞かれた。

もっとも、直近1カ月の株価は1000円を挟んで上げ下げしてきた。楽天証券経済研究所の土信田雅之シニアマーケットアナリストは「新たな材料が出てこなければ、当面はこの節目を意識した地合いが続きそうだ」と指摘していた。

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