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イーレックスとENEOS、新潟で世界最大級バイオマス発電

共同事業化を目指すバイオマス発電所の完成イメージ

バイオマス発電大手のイーレックスとENEOSは10日、新潟県で世界最大級のバイオマス発電所の共同事業化を検討すると発表した。発電容量は30万キロワットで、将来の共同運営を視野に入れる。投資額は1000億円前後とみられる。両社は世界的な脱炭素の流れを受け、再生可能エネルギーの開拓を急ぐ。

発電所はENEOSが新潟県聖籠町に所有するゴルフ場に建設する。2023年中に着工し、26年度の稼働を見込む。まずイーレックスが環境影響評価(アセスメント)など建設に向けた一連の手続きを進め、ENEOSが建設や運営に関わることを検討していく。

一般的な再生エネ発電とは異なり、固定価格買い取り制度(FIT)は使わない。FITは発電した電気を一定の高値で販売できる制度で、販売額の負担は国民の電気料金に転嫁されてきた。今回の発電所では国民への追加費用が発生しないことになる。

イーレックスなどはFITを使わない一方、安価な植物燃料を開発するなどして収益の確保を目指す。イーレックスは21年度から発電向けに品種改良した植物燃料の大規模耕作を始める予定で、燃料の調達価格を従来と比べ3~4割安くする。

バイオマス発電は植物の成長過程の光合成で大気中の二酸化炭素(CO2)を吸収するため、実質的にCO2を排出しない再生エネとされる。風力と比べ発電量が安定しており、水力や太陽光に次ぐ再生エネの中核とみなされている。現行の政府目標では30年度の電源構成において、バイオマスを18年度の2.3%から最大4.6%に引き上げる方針だ。

国内外で脱炭素の流れが強まる中、バイオマス発電の需要は今後も伸びが予想される。イーレックスとENEOSは共にバイオマス発電の運転実績があり、今後も供給規模を拡充する方針だ。

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