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スー・チー氏、下院議員に当選 ミャンマー総選挙

【ヤンゴン=新田裕一】開票作業が続くミャンマー総選挙(上下両院選)で選挙管理委員会は10日、与党・国民民主連盟(NLD)党首のアウン・サン・スー・チー国家顧問が下院議員に当選したと発表した。一方、NLDの報道担当は同日の電話取材で日本経済新聞に「独自集計で獲得議席は2015年の前回総選挙(390議席)を上回る見通しだ」と明かした。

首都ネピドーで期日前投票をするアウン・サン・スー・チー国家顧問(10月29日、ミャンマー情報省提供)

今回の選挙の焦点はNLDが上下両院合計で単独過半数を維持できるか。非改選の軍人議員を含めた両院で過半数を維持するには計322議席が必要。NLDの報道担当は9日、「独自集計で322議席以上を確保した」と話していた。

10日午後4時(日本時間同6時半)の選管発表によると両院で46議席が確定。NLDはスー・チー氏を含む42議席を獲得した。軍事政権の流れをくむ国軍系の最大野党、連邦団結発展党(USDP)は2議席にとどまる。

スー・チー氏は軍事政権による自宅軟禁から解かれた後の12年、補欠選挙で下院議員に初当選した。16年に歴史的な政権交代を実現すると、閣僚就任のため議員を辞職した。ミャンマーでは議員が閣僚を兼ねることができない。総選挙後の新政権で再び閣僚に指名されれば、下院議員を辞任するとみられる。

上下両院議員の投票で大統領を選出する。NLDは改選前の議会で単独過半数だが、スー・チー氏は亡夫が英国籍なため、憲法の規定で大統領になれなかった。代わりに国家顧問として事実上の政府トップになった。

上下両院(定数計664)の4分の1は非改選の軍人議員。改選対象は残る498議席だが、「治安上の理由」で22議席は投票が見送られ、総選挙では上院161、下院315の計476議席を小選挙区で争った。定数から22議席を差し引くと642議席となり、過半数は322議席となる。

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