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Apple委託先の中国工場で違法な学生労働 発注停止

(更新)
ペガトロンはアップルが10月に発表した「iPhone12」シリーズの生産も手掛ける=ロイター

【シリコンバレー=白石武志】米アップルがスマートフォン「iPhone」の生産を委託する台湾・和碩聯合科技(ペガトロン)が中国の工場で学生インターンを違法な労働に従事させていたことが9日、明らかになった。欧米メディアによると、アップルは必要な是正措置を終えるまでペガトロンへの新規発注を停止するという。

英紙フィナンシャル・タイムズによると、ペガトロンの主力生産拠点である江蘇省昆山市の工場で数千人規模の違法な学生労働がみつかった。インターン中の学生に夜勤や残業をさせたり、学業と関係のない仕事をさせたりすることで現地の規制などに違反していた。さらに違法行為を隠蔽するため文書を改ざんしていたという。

ペガトロンは電子機器の受託製造サービス(EMS)の大手で、近年は台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業傘下の富士康科技集団(フォックスコン)とともにiPhoneの組み立てを担ってきた。アップルが10月に発表した高速通信規格「5G」に対応する最新機種「12」シリーズの生産も手掛けている。

ペガトロンは「中国の工場で、学生が夜勤、残業などをし、現地の法規制に違反していることが判明した。当社は直ちにこれらの従業員を生産ラインから外し、法令順守のための必要な策を講じた」とのコメントを発表した。

アップルはこれまでも取引先における違法労働問題にたびたび直面しており、サプライヤーに対する抜き打ち検査を実施するなどの対策を強化してきた。アップルの定める要件を満たさない場合は取引を停止するとしており、2009年以降、19年までに計145のサプライヤーを取引先から除外している。

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