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日米欧で株価大幅上昇、ファイザーのワクチンデータ受け

米ファイザーが開発中の新型コロナウイルスワクチンで高い有効性を示す初期データを公表したことを受け、金融・資本市場は大きく動いた。

9日昼(日本時間同日夜)の欧州株式市場では主要指数が急騰している。フランスの株価指数CAC40は前週末比で8%、ドイツのDAXは7%それぞれ上げる場面があった。

米国でもダウ工業株30種平均に連動する先物価格は同日早朝の時間外取引で、上げ幅が一時1700ドルを超えた。機関投資家が重視するS&P500種株価指数に連動する先物は最高値圏で推移している。

同日夜の大阪取引所の夜間取引で、日経平均先物12月物は9日の日経平均終値比1000円以上上昇する場面があった。

個別株の値動きも激しくなっている。

欧州の航空株では英ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)親会社のインターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)は、値上がり率が一時4割を超えた。独ルフトハンザや仏蘭エールフランスKLMも3割超上げる場面があった。

日本でも私設取引システム(PTS)で日本航空ANAホールディングスがいずれも10%を超える上げ幅となった。JR東海など鉄道各社も大幅高、インバウンド需要の回復を見込み、高島屋など百貨店株も高い。

外国為替市場も反応している。9日のロンドン外国為替市場では円安が進み、円相場は一時1ドル=105円ちょうど近辺を付けた。同日夕の東京市場では1ドル=103円50銭近辺で推移しており、短時間で1円以上も円安が進んだ。経済活動再開への期待感から低リスク通貨の円を売る動きが広がっている。

同ワクチンはファイザーと独バイオ医薬ベンチャーのビオンテックと共同開発している。ファイザーは声明文で「2020年中に最大5千万回分、21年に13億回分を生産できる」との見通しを示した。

(ロンドン=篠崎健太、ニューヨーク=宮本岳則、二瓶悟)

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