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群馬銀行の深井頭取「コスト削減と顧客サービス拡充」

群馬銀行は9日、千葉銀行や第四銀行など10行で構成する地銀広域連携「TSUBASAアライアンス」への参加を正式発表した。同日会見した深井彰彦頭取は「システムの共同化などを進め、コスト削減と顧客サービスの充実を図りたい」と強調した。

群馬銀行の深井彰彦頭取(左から2人目)は記者会見でアライアンスへの参加を発表した(前橋市)

TSUBASAアライアンスは2015年10月に千葉銀、第四銀、中国銀行の3行で発足した。「勘定系」と呼ばれる預貸金などをつかさどる基幹システムの共同化や相続関連業務、グループ会社の活用などの業務連携を進めている。今年7月には共同出資会社も設立していた。

群馬銀は12月11日付で契約し、すでにアライアンス内で進んでいる業務連携に順次、参画する見通しだ。

まずはマネーロンダリング対策の共同化やM&A(合併・買収)の情報交換プラットフォームへの参加を視野に入れているという。共同出資会社に100万円を出資するほか、22年に更新時期を迎える基幹システムについては将来的に共同化を含めて検討する方針だと明らかにした。

深井頭取はTSUBASAアライアンスへの参加を決めた理由を問われ、「提携範囲の幅広さや柔軟さなどが魅力だった」と話した。参加9地銀・グループ間では経営統合は想定しておらず、資本提携もしていない。

一方で、実施中の業務連携については、各行の経営判断で自由に取捨選択できるのも利点だったようだ。

群馬銀の顧客に対しては、「M&A関連の情報が入りやすくなったり、アライアンスの顧客基盤を得られる分、多様な金融商品を提供できるようになったりする」とみる。アライアンス参加は1年近く前から協議をしていたが、新型コロナウイルスの影響で滞っていたという。

今後の業績に与える影響については「早ければ一部で21年3月期決算にも反映されるが、新たな中期経営計画が始まる23年3月期以降に本格化する」との見方を示した。経費削減に加え、金融商品の販売手数料の上積みなど融資以外の収益拡大も見込む。

千葉銀の佐久間英利頭取は9日、群馬銀のアライアンス合流について「(参加行の)総資産約78兆円の国内最大規模の広域連携として着実に拡大している。群馬銀の参加でさらにシナジー効果を高められる」と期待を寄せた。

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