定期預金1億1千万円着服 イオ信用組合、3人解雇
イオ信用組合(旧朝銀中部信用組合、岐阜市)は9日までに、客の定期預金などを着服したとして、30~40代の男性職員3人を懲戒解雇処分にしたと明らかにした。着服は2015年から20年にかけ、石川、福井、愛知、三重各県の4支店であり、被害総額は約1億1千万円に上るという。
同信組によると、三重県の四日市支店に勤務していた40代の元次長は15年12月~19年12月、顧客の定期預金から約1100万円を着服。愛知県の春日井支店では18年7月から20年6月にかけ、30代の元渉外係長が約7千万円を着服した。
15年4月~20年7月には、福井、金沢両支店で30代の元渉外主任が計約3100万円を着服した。いずれも客からの問い合わせで発覚した。既に全額を弁済したが、いずれの被害についても警察に連絡したという。
同信組は「事態を重く受け止め、再発防止と信頼回復に取り組む」としている。
〔共同〕
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