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BHP、温暖化ガス削減で宝武鋼鉄と技術開発

【シドニー=松本史】豪英資源大手のBHPグループは、製鉄時に出る温暖化ガスの排出削減に向けた技術開発で、中国鉄鋼最大手の中国宝武鋼鉄集団と覚書を結んだと発表した。BHPが今後5年間で3500万ドル(約36億円)を投じる。環境負荷削減に取り組み、世界的に進む低炭素の潮流に対応する。

オンラインでの締結式に参加したBHPのヘンリーCEO(右のスクリーン)と宝武鋼鉄集団の幹部

鉄鉱石から鉄を取り出す高炉では、コークスなど石炭由来の原料で鉄鉱石を還元するが、その工程で二酸化炭素(CO2)が多く出る。両社は宝武の製鉄所でCO2を回収して地中に貯留したり、別の製品の原料として再利用したりする「CCUS」(回収・利用・貯留)技術の研究・開発を行う。

石炭の代わりに水素で鉄鉱石を還元し、CO2の排出量を実質ゼロにする技術の開発でも協力する。BHPのマイク・ヘンリー最高経営責任者(CEO)は声明で「今回の覚書は、温暖化ガス排出量の削減に取り組むというBHPと宝武の決意の表れだ」と述べた。

BHPの競合、英豪資源大手のリオ・ティントも2019年に低炭素技術の開発で宝武との協力を決めている。また欧州アルセロール・ミタルや独ティッセン・クルップもCO2削減に向け、新たな製鉄技術の開発や実用化を進めている。

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