コマツ、固定費削減で備える鉱山の冬
証券部 南畑竜太
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コマツがリーマン・ショック時以来となる採算改善活動に動き出す。主な対象は資源安の打撃に苦しむ鉱山機械部門。約3000億円を投じた3年前の米社買収で、固定費が高止まりしており、全体の収益の足を引っ張っている。ESG(環境・社会・企業統治)の流れもあり石炭など鉱山関連需要の先行きは不透明感が増すばかり。生産拠点の再編などを急ぎ、冬の時代の長期化に備える。
コマツは10月下旬、2021年3月期の連結純利益(米...
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