ブラジル乾燥、穀物相場押し上げ 作付け遅れ生産減観測
在庫減り米産輸入 飼料高で鶏肉値上がりも
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大豆など穀物の国際価格が水準を切り上げている。ラニーニャ現象の影響で主産地の南米では乾燥気候が続いて作付けが遅れ、2020~21年度(20年9月~21年8月)の生産が減りそうなためだ。ブラジルでは国内在庫が少なく現地価格が上昇し、米国産を輸入する事態となった。穀物高が配合飼料価格に波及し、ブラジル産の鶏肉価格にも先高観が出始めた。
国際指標であるシカゴ先物(期近)は11月上旬現在、大豆が1ブッシェ...
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