暖冬ならダブルパンチ、北電が恐れる「出水率」低下
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北海道電力が水力発電所の稼働率低下に神経をとがらせている。暖冬で雪どけ水が減れば、火力発電所で燃料を燃やして補うしかない。21年3月期は営業利益ベースでざっと20億~40億円はマイナスのインパクトがありそうで、暖房需要の低下とのダブルパンチをもたらす暖冬は天敵だ。
北海道ではこの秋、暖冬の置き土産ともいえる珍しい現象が見られた。観光名所として知られる「タウシュベツ川橋梁」(上士幌町)は例年は8~10月には雪...
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