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体操・内村、東京五輪開催への熱い思いを訴え

「五輪ができないとは思わないでほしい」――。コロナ下で初めて国内で開かれた体操の国際大会に出場した内村航平(リンガーハット)が8日、来年の東京五輪に向けた強い思いを演技とメッセージで表現した。

鉄棒の演技を終え、ガッツポーズする内村航平=代表撮影・共同

故障の影響で出場種目を鉄棒に絞って東京五輪代表を目指す31歳の内村が、自身2年ぶりの国際大会でさすがの実力を見せた。冒頭でH難度の手放し技「ブレトシュナイダー」を華麗に決め、今大会の全演技中トップとなる15.200点をマーク。大会前の10月末にPCR検査でいったん陽性と判定され、2日後に実は陰性だったとわかるまで練習が制限される不運もあったが、その影響を感じさせない演技で観客から盛大な拍手を浴びた。

そして閉会式でのあいさつで大会開催への感謝の気持ちとともに強調したのが、コロナ下で準備が進む五輪についての願いだ。「日本の国民の皆さんが、五輪ができないんじゃないかという思いが80%を超えているというのが非常に残念」。開催に否定的な声が多い世論調査のニュースを見たといい、「『できない』じゃなくて、『どうやったらできるか』。そういう方向に考えを変えてほしい」。常に困難に挑み続けるトップアスリートらしい考えだろう。

開会式で「制限がある中でもスポーツの試合をやって、皆さんに夢や希望を与えることが僕たちの使命」と宣言した内村だけに、ウィズコロナの五輪を諦めることはあり得ない。「非常に大変なことだとは承知の上。それでも国民の皆さんとアスリートが同じ気持ちでないと大会はできない。できるやり方は必ずあると思う。どうか『できない』とは思わないでほしい」。毎日のPCR検査や期間中の外出禁止など、厳格な感染対策の中で大会をやり終えた直後の熱い訴えは、抑えきれない心の叫びでもあったのだろう。

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