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トランプ氏に敗北受け入れ諭す 中国環球時報

各国首脳はバイデン氏祝福

(更新)
EUのフォンデアライエン欧州委員長(左)とミシェル大統領(10月29日、ブリュッセル)=AP

【北京=羽田野主、ブリュッセル=竹内康雄、ベルリン=石川潤】米大統領選でバイデン前副大統領の当選が確実になった7日、世界各国の首脳から祝福が相次いだ。欧州はトランプ政権下で通商や地域情勢で対立が目立ち、今後の関係改善を期待するコメントが目立った。中国の国営新華社通信も速報した。

貿易摩擦や産業技術の競争などで米国と対峙してきた中国は、新華社が米メディアの報道を引用してバイデン氏の勝利を伝えたほか、バイデン氏が声明で「怒りを収め暴言を控えて国として団結する時だ」と述べたと伝えた。一方、共和党候補のトランプ大統領が「選挙戦は終わりにほど遠い」と述べて、法廷闘争を続ける構えであることも伝えた。

中国共産党系メディアの環球時報の胡錫進編集長は8日未明「米国の民主主義の運命の一部はトランプ米大統領にかかっている」とツイッターに投稿した。「今回の結果を拒否し、最後までいまの姿勢を貫けば、衝撃は大きいだろう」と続け、トランプ氏が敗北を受け入れるべきだと主張した。

欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長は声明で「我々が直面している喫緊の課題について、新政権・新議会と協力する準備はできている」と表明し、新型コロナウイルスや気候変動問題で協調したい考えを示した。ミシェルEU大統領は「EUは強力な大西洋間のパートナーシップに積極的に取り組む」と述べた。

ドイツのメルケル首相は公表した祝辞で「バイデン氏との今後の協力を楽しみにしている」と述べた。トランプ氏とは米国のイラン核合意からの離脱などで激しい対立を繰り返した。「今日の大きな試練に対処するうえで、我々の大西洋をまたいだ友好はかけがえのないものだ」と指摘した。

フランス・パリのイダルゴ市長はツイッターに「お帰りなさい、米国」と投稿し、地球温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」への米国の復帰を期待した。

イスラエルのネタニヤフ首相(9月13日、エルサレム)=ロイター

トランプ氏への親近感を示してきた首脳はバイデン氏の当選確実に総じて反応が鈍い。中東イスラエルのネタニヤフ首相はツイッターにトランプ氏と2人の写真を掲げており、日本時間8日朝時点で、米大統領選についての投稿はない。ブラジルのボルソナロ大統領は6日にトランプ氏について「世界で最も重要な人物ではない」と述べていたが、現時点では反応していない。ロシアのプーチン大統領もコメントを出していない。

欧州でトランプ氏と親交が深かった英国のジョンソン首相はツイッターに「米国は我々の最も重要な同盟国だ。気候変動や通商、安全保障などの共通の政策課題について密接に協力することを楽しみにしている」と投稿した。

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