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「最高だ!」バイデン支持者歓喜 トランプ派は猛反発

(更新)

米大統領選挙で民主党候補のジョー・バイデン前副大統領(77)が当選を確実にした。ニューヨーク市など民主党の支持者が多い地域では喜びの声があふれた一方、トランプ氏の支持者からは「選挙をやり直せ!」といった不満の声があがった。

「バイデン氏が次期大統領に」――。7日米東部時間午前11時半(日本時間8日午前1時半)、米国のテレビやネットで一斉にバイデン氏勝利のニュースが流れると、ニューヨーク市マンハッタンの中心部は「やった!最高だ」「何十年たってもこの日を思い出すことになる」といった歓声に包まれた。

ニューヨーク中心部では市民が歓喜の声をあげた(7日昼前)

バイデン氏は7日午後8時(同8日午前10時)に地元デラウェア州ウィルミントンで演説を予定する。会場周辺には予定時刻の5時間前から500人近い支持者が詰めかけた。前日も会場に来たというルネーさんは「とても不安な思いで4年間を過ごした。待っていた日がきた」と喜んだ。

バイデン氏の地元では支持者が演説会場に詰めかけた(7日、デラウェア州ウィルミントン)

女性支持者は「尊敬する人が大統領に選ばれた。最高の演説になるだろう」と興奮していた。トランプ氏の支持者との衝突などはみられなかった。

1000人以上の市民で埋め尽くされたワシントンのブラック・ライブズ・マター広場。コロナ再拡大への懸念も(7日)

首都ワシントンのホワイトハウス前では集まった群衆が「USA!」を大合唱し、バイデン氏の支持者がシャンパンを浴びる姿も見られた。ホワイトハウス前の広場は身動きがとれないほどの混雑で、新型コロナウイルスの感染拡大も懸念される。

非営利団体に勤務する男性アーカディ・ガーニーさん(46)は「悪夢がやっと終わった。バイデン氏勝利で特に既往症のある人の医療保険が守られることに安心した」と話した。30代の男性は「アメリカを取り戻す日だ」と興奮気味に語った。

イリノイ州ではシカゴ市内に性的少数派(LGBT)の数百人が集まり、LGBTの象徴であるレインボーフラッグを掲げてバイデン氏の勝利を祝った。法学生のセルジオ・ナバレットさん(28)は「バイデン氏が大統領になれば同性婚の権利を失わなくてすむ。我々にとって素晴らしい日だ」と話した。

両手を挙げて「票が消えた」と説明するトランプ氏顧問弁護士のジュリアーニ氏(7日、フィラデルフィア)

一方、西部アリゾナ州のフェニックスではトランプ支持者がバイデン氏勝利のニュースに対し「フェイクニュースだ」「選挙をやり直せ」と声を荒らげた。コディ・ジョンソンさん(24)は「信じられない。開票プロセスの検証が必要だ」とプラカードを手に集計結果に不満を募らせた。

ニューヨークの観光名所「タイムズ・スクエア」には1000人以上が星条旗やプラカードを掲げて集まった。「ノーモア・イヤーズ(トランプの在任はこめんだ)」「ジョー!」と喝采し、クイーンの楽曲「ウィー・アー・ザ・チャンピオン」を大合唱した。

マンハッタンの「トランプタワー」前は警官隊によって道路が封鎖された。目抜き通りの5番街に集まった人々は「バーイ!メラニア」「バーイ!イバンカ」と叫び、車がクラクションを鳴らして通るたびに歓声が上がった。ツイッターのトレンドでは「おまえはクビだ(YOU'RE FIRED)」が急上昇した。

(米州総局=中山修志、河内真帆、白岩ひおな、芦塚智子、野村優子、野毛洋子)

米大統領選

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