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米大統領選、勝者確定長期化も 激戦州で再集計の可能性

(更新)

【ワシントン=永沢毅】民主党候補ジョー・バイデン前副大統領(77)とドナルド・トランプ大統領(74)が争う米大統領選の激戦州で、再集計の可能性が高まっている。得票率が僅差なら再集計が可能との規定がある州が多いためだ。残る票の開票にも時間がかかっており、勝者の確定が長期化する可能性が出てきた。

大統領選は全米538人の選挙人の過半数270人以上の獲得を競う。投票日から5日目を迎えても勝敗が確定しない異例の大接戦となった。米メディアによると、米東部時間7日午前10時(日本時間8日午前0時)時点で獲得数はトランプ氏が214人、バイデン氏は253人。

勝者が判明していないのは6州で、トランプ氏の勝利が確実なアラスカ(選挙人3人)を除いた激戦5州が勝者を決める展開だ。バイデン氏は東部ペンシルベニア(20人)、南部ジョージア(16人)、西部ネバダ(6人)でリードを広げ、同アリゾナ(11人)を含む4州で優位を保つ。ペンシルベニアを制すれば選挙人は273人に届く。

ただいずれの州も得票率2ポイント未満の僅差で、票を数え直す再集計の可能性がある。ジョージアは得票率の差が0.1ポイントで州務長官が再集計の対象になりうると語った。

ジョージアは約1万3千票の未集計票が残る。期日前投票などの集計はほぼ終えたが、投票時に身分証を提示しなかったなど有効票かどうか確認が必要な「暫定票」の集計に手間がかかる。

バイデン氏が0.5ポイントリードするペンシルベニアでは得票率差が0.5ポイント以下なら無条件で再集計になるほか、費用を負担すれば得票差にかかわらず再集計が可能だ。

残る票の集計にも時間がかかりそうだ。ペンシルベニアでは未集計の約8万9千票の大半が郵便投票で、署名の確認作業などに手間取っている。大都市フィラデルフィアの選挙管理当局者は6日、同市で残る約2万1千票の集計に「あと数日かかる」と述べた。

アリゾナは未集計票が約17万1500票ある。このうち9万2千票を占めるマリコパ郡は7日中に残りの大半を集計する計画だ。ただ州全体で暫定票が4万5千票あり、集計終了は8日以降にずれ込む見通し。

トランプ氏がリードするのは南部ノースカロライナ州(15人)だけ。同州では17万1千票が未開票で、3日の消印があれば郵便投票を12日まで受け付けるため結果確定は13日以降になるもよう。

トランプ氏は6日「バイデンは不当に大統領の立場を宣言すべきではない」とツイッターでいらだちをあらわにした。勝利にはペンシルベニアを含む4州を制する必要がある。トランプ氏が敗北宣言すれば開票途中でも決着がつき、長期化は避けられる。ただトランプ氏は声明で「絶対に戦いを諦めない」と法廷闘争を続ける方針を示した。

アメリカ大統領選挙

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