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シンガポール航空4~9月期、2600億円の最終赤字

(更新)

【シンガポール=谷繭子】シンガポール航空が6日発表した2020年4~9月期決算は、最終損益が34億6700万シンガポールドル(約2600億円)の赤字だった。前年同期は2億560万シンガポールドルの黒字。新型コロナウイルスの影響で需要の低迷が続くなか、大型機などの減損処理に伴い13億3300万シンガポールドルの特別損失を計上したことが響いた。

売上高は16億3400万シンガポールドルと同80%減った。同社は国内線を持っていない。中国やマレーシアなど一部の海外路線は再開したが、多くの国では出入国制限が続き、旅客数は99%減った。

9日の電話による記者会見で同社は「輸送能力が12月にはコロナ前の16%の水準まで回復する」と述べた。3%まで落ち込んだ4~5月よりは回復するが、なお限定的だ。

減損対象となったのはエアバスの超大型機A380を7機含む計26機。同社は燃料効率の良い新型機へのシフトを急いでいる。電話会見でゴー・チュンポン最高経営責任者(CEO)は「(環境負荷の大きい旧型機は)コロナ後も再導入しない」との方針を示した。欧州などで感染が再燃しており「見通しは不安定だ」としながらも、当面はこれ以上の減損処理の予定はないと説明した。

4~9月期決算では人員削減の費用として4200万シンガポールドルを計上した。同社は新型コロナ禍でグループ全体で4300人が余剰となった。早期退職制度などを活用した自主的な離職が増えたため、会社都合によるリストラは9月に発表した2400人から2千人に減った。

同社は「(旅客需要の)回復は引き続きまばらだ」と今後の見通しについて慎重な姿勢を示した。新型コロナの収束後をにらみ、10月から新たに3年間の事業改革プログラムを始めたという。

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