蛇の目ミシン、今期純利益6倍に上方修正 10円増配に
蛇の目ミシン工業は6日、2021年3月期の連結純利益が前期比6.1倍の26億円になる見通しだと発表した。従来予想の12億円から上方修正した。新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、自宅でマスクや衣類などを手作りするため、ミシンの需要が増加している。好業績を反映し、年間配当の予想も従来計画から10円増の25円(前期は15円)に引き上げた。
売上高は13%増の400億円を見込む。市販マスクの市場流通とともに手作りマスク用の特需が落ち着くとの見方もあったが、外出機会減少の長期化で家庭用ミシンの需要増が続いている。
同時に発表した20年4~9月期の売上高は前年同期比23%増の212億円、純利益は34倍の20億円だった。同期間の国内外のミシンの販売台数は86万台と、前年同期から21万台増えた。
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