膨らむ警察のDNAデータ 130万件、保管ルールの整備課題
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1989年に導入され、警察による身元確認の切り札になっているDNA型鑑定。データベースへの登録総数は約130万件に達し、逃亡犯や冤罪(えんざい)裁判の捜査で存在感は増している。不起訴になった人がデータ抹消を求める訴訟を起こすなど、採取と保管に関する明確なルールを求める声も上がる。
「軽微な事件で不起訴になったのに、DNA型を保管されるのはプライバシー権の侵害だ」。2019年6月、名古屋市に住む50...
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