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上院なお接戦、下院は民主圧勝は難しく 「ねじれ」で株高

上下両院の勝敗は次期政権の政策に大きな影響を及ぼす=AP

米大統領選と同時に実施した連邦議会選は5日未明も開票作業が続いた。上院は接戦が続き、下院は民主党が圧勝するとのシナリオが消えつつある。上下両院の勝敗は次期政権の政策に大きな影響を及ぼす。

CNNテレビによると、米東部時間5日午前10時(日本時間6日午前0時)時点で、上院は共和党と民主党がそれぞれ47議席を固めた。残る6議席で激しく競り合う。

南部ジョージア州では共和党現職のデビッド・パーデュー上院議員が開票率95%で50.0%と民主党候補を2.4ポイント上回る。同州は得票率が過半数に達した候補がいないと上位2人の決選投票を行う。別に実施した同州の上院補欠選挙は来年1月の決選投票に決着が持ち越された。ジョージア州の2議席が固まらないと、上院の過半数の行方が来年1月まで確定しない可能性が出てくる。

下院(定数435)は民主党が199を確保する見通しで、過半数維持に近づいてきた。共和党は188を確実にした。選挙前には民主党が大幅に議席を積み増すとの見方もあったが実際には難しくなっているようだ。

選挙前に想定されていた民主が大統領選と議会選で圧勝する「ブルーウエーブ(青い波)」が遠のき、市場では大型の財政出動は難しくなるとの見方が強まった。金融緩和が強まるとの見通しから、債券市場では0.90%台まで上昇していた長期金利の指標となる10年物国債利回りが、0.73%台に低下した。

株式市場では成長期待の高いハイテク株に資金が向かい、4日の米株式市場ではフェイスブックが終値で8%高、アマゾン・ドット・コムも6%高となった。5日のダウ工業株30種平均も続伸で始まり、上げ幅は一時600ドルを超えた。

外国為替市場では中国の人民元が5日に一時、1ドル=6.6元台前半と約2年4カ月ぶりの元高・ドル安水準を付けた。中国に強硬な姿勢を示してきたトランプ氏より、バイデン氏が大統領になれば関係の悪化がないとみられている。

移民問題を抱えるメキシコのペソはトランプ氏の優勢が伝わった4日に売りが膨らんだが、5日は再び買いが優勢になった。(ワシントン=中村亮、ニューヨーク=宮本岳則、南毅郎)

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