三信電気、純利益57%減 4~9月
エレクトロニクス商社の三信電気が5日発表した2020年4~9月期の連結決算は純利益が前年同期比57%減の3億6700万円だった。半導体や電子部品を販売するデバイス事業で販売網を整理したほか、新型コロナウイルスの感染拡大を背景に海外向け販売などで需要が落ち込んだ。
売上高は19%減の539億円、営業利益は53%減の5億5800万円だった。デバイス事業でモバイルや社会インフラ、自動車関連向け製品の販売が減少した。
巣ごもり需要を受けてゲーム機向け製品は好調だった。ソリューション事業では企業などで在宅勤務が広がったことから、ネットワーク関連ビジネスが伸びた。
同日、21年3月期通期の連結純利益が前期比7%減の13億円になりそうだと発表した。これまで未定としてきた。売上高は12%減の1080億円、営業利益は18%減の16億円を見込む。主要仕入れ先だったルネサスエレクトロニクスとの契約解消の影響が、下期以降大きく出るとした。
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