江崎グリコの20年1~9月、純利益実質21%増 交通費減
江崎グリコが5日発表した2020年1~9月期の連結決算は、純利益が108億円だった。前期(19年12月期)に決算期を変更しており単純比較できないが、前年の同じ時期に比べて21%増えた。新型コロナウイルスによる在宅勤務で旅費交通費が減少した。広告費などを第4四半期に繰り延べたことも影響した。
売上高は2593億円と、2%減に相当する。外出自粛により、地域限定の「ポッキー」などみやげ需要が落ち込んだ。オフィスで展開する菓子販売「オフィスグリコ」も低調だった。
20年12月期通期の業績予想は据え置き、純利益は3%増にあたる125億円、売上高で1%増に相当する3580億円を見込む。