/

バイデン氏、過半数迫る 郵便投票で追い上げ

(更新)
4日、演説するトランプ氏(写真左)と声明を発表するバイデン氏=ロイター

【ワシントン=永沢毅】米大統領選は4日、民主党候補のジョー・バイデン前副大統領(77)が中西部の激戦州を相次ぎ制し、当選に必要な過半数の「選挙人」の獲得に迫った。トランプ大統領の勝利が確実なアラスカ州を除き、接戦が続く5州が焦点となる。米国を二分した超大国の指導者選びは最終局面に入る。

大統領選は各州に割り当てられた選挙人の獲得を争い、全米538人の過半数270人以上を得た候補が当選する。米メディアによると、米東部時間5日午前10時(日本時間6日午前0時)時点で獲得数はトランプ氏が214人、バイデン氏は253人。

バイデン氏は勝敗未定の6州のうち、西部アリゾナ州(選挙人11人)、同ネバダ州(6人)で先行する。両州で勝利すれば計270人に達する。バイデン氏は4日、地元の東部デラウェア州で「票が数え終わったら私たちが勝利している」と自信を示した。同氏の陣営は4日、政権移行チームのサイトを開設した。

トランプ氏は東部ペンシルベニア州(20人)と南部ジョージア州(16人)、同ノースカロライナ州(15人)でリードするが、いずれもバイデン氏が追い上げる。この3州とアラスカ(3人)で勝利しても54人にとどまり、過半数に必要な56人には2人足りず、他州での逆転が必要になる。

トランプ陣営はバイデン氏がおさえた中西部ミシガンなど3州で法廷闘争に入った。票の集計中止などを求める。中西部ウィスコンシン州でも票の再集計を申し立てた。米メディアによると、アリゾナ、ネバダでも提訴を検討している。

バイデン氏は4日にウィスコンシン、ミシガンで勝利を確実にした。いずれも白人労働者層が多いラストベルト(さびた工業地帯)の激戦州で、当初は投票当日分の票で優勢なトランプ氏が先行した。新型コロナウイルス対策で増えた郵便投票の開票が進むとバイデン氏に逆転を許した。

トランプ氏はツイッターに「私は昨夜、多くの重要州でリードしていた。それが魔法のように消えていった」と集計方法などに不満を表す投稿を連発した。4日未明にはホワイトハウスで一方的に勝利宣言した。

高い投票率や郵便投票の増加を受け、バイデン氏の得票数は5日朝までに7170万票に達した。2008年大統領選のオバマ前大統領(6949万票)を抜いて史上最多を更新した。現職の大統領が再選を阻まれれば、1992年大統領選で民主党のクリントン元大統領に敗れた共和党のブッシュ元大統領(第41代)以来となる。

アメリカ大統領選挙

春割ですべての記事が読み放題
今なら2カ月無料!

セレクション

トレンドウオッチ

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で申し込むログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で申し込むログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で申し込むログイン