スズキのインド新工場、2021年4月に稼働へ
スズキは5日、インド西部グジャラート州に建設した新工場について2021年4月に稼働を始めると発表した。当初は今年4月に稼働予定だったが、同国の自動車市場低迷や新型コロナウイルスの感染拡大の影響で2度延期し、稼働時期は未定としていた。インド市場の回復に備え、1年遅れで新工場を立ち上げる。
同日開いた20年4~9月期の決算説明会で、スズキの完全子会社、スズキ・モーター・グジャラートの第3工場を21年4月に稼働することを明らかにした。同工場については当初今年4月に稼働を予定していたがいったん7月に延期し、再度見送っていた。
鈴木俊宏社長は「新機種の立ち上げ時期などもあり、さらなる延期は考えていない」とし、「まずは試運転で立ち上げてなるべく早い段階でフル生産にしたい」と述べた。
グジャラートには現在第1・第2工場があり、合わせて50万台の生産能力を持つ。小型車の「スイフト」や「バレーノ」を生産する。
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