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福島県須賀川市、大規模再開発を見直し コロナ禍受け

福島県須賀川市は国の名勝、須賀川牡丹園の西隣の市有地(約10ヘクタール)の再開発計画を見直す。シネマコンプレックス、屋内プール、ジムなどの施設群をつくる予定だったが、コロナ禍によってにぎわいを期待できる施設の基準が変わった可能性があるためだ。2020年度内をメドに基本構想を作り直す。

駐車場や雑木林が広がる牡丹園の西地区(福島県須賀川市)

再開発予定地はJR須賀川駅の南東2キロ余りの幹線道路沿いにある。牡丹園は春の開花シーズンには多くの観光客でにぎわう市を代表する観光拠点だ。

西隣の市有地は現在、「牡丹台アメニティゾーン」の名称で駐車場やパークゴルフ場などとして暫定利用している。市としては市外からも多くの人が集まる魅力的なエリアにしたい考えだ。

19年9~10月の調査ではシネコンのほかフィットネスジム、スパ、飲食施設、グランピング施設(豪華キャンプ場)、観光農園などの提案があった。

当初はこれらの施設から有望なものを組み合わせる予定だったが、同種の施設にはコロナ禍によって大きな打撃を受けた例も多い。また今後、設備をつくる際は収容客数や座席の間隔など、提案を受け付けた時とは違った設計になる可能性が高いとみている。

市は立地を希望した企業の意向を再度確認する。

並行して単独で全体を開発するなどの大口の開発案も受け付ける。予定地の用途は近接商業地域で、商業施設や娯楽施設など幅広い用途の建物を建てることができる。

市が19年に実施した日本たばこ産業(JT)の工場跡地、約8.7ヘクタールの再開発コンペでは大和ハウス工業が単独で当選し、現在大型物流施設と工業団地を整備中だ。

25年度をメドに牡丹園西地区の一部に道の駅を開設する計画は維持する。また電気などのエネルギーについては地産地消型の再生可能エネルギーでまかなう方針だ。

須賀川市は19年10月の台風19号で河川が氾濫し、市街地に大きな被害が出た。市は再開発地の一部に防災機能を織り込むことも検討する。

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