[FT]サウジ 出稼ぎ労働者雇用制度の見直しに着手
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サウジアラビアは国内に滞在する1000万人に上る外国人労働者に対し、雇用主の許可がなくても転職や出国を認める方針を打ち出した。人権侵害との批判がある中東諸国の外国人雇用制度「カファラ制度」を見直すことで、経済の石油依存脱却を進め、国民の雇用創出を推進する。
サウジは1930年代の油田発見以来、石油産業の基盤を築いた欧米人技術者から、石油で得た富が引き起こした建設ブームを請け負う数百万人の低所得労働...
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