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英EU、FTA交渉さらに継続 11月中旬に山場か

英国のフロスト首席交渉官(左)とEUのバルニエ首席交渉官は双方とも簡単には妥協しない姿勢を示す(写真は3月、ブリュッセルにて)=AP

【ロンドン=中島裕介】英国と欧州連合(EU)の新たな自由貿易協定(FTA)など将来関係を巡る交渉を巡り、フロスト英首席交渉官は4日、協議をさらに延長する方針を明らかにした。10月下旬以降の2週間の集中協議で一定の進展が得られたものの、溝がなお残るとしている。年内に経済活動の混乱回避に必要な合意にこぎ着けるかどうか不透明な状況が続いている。

英政府関係者は合意した後の英国とEUの双方の議会での承認作業を考えると、11月中旬が交渉の最終期限になるとみている。時間は限られているがフロスト氏は4日、ツイッターで「重要な部分で大きな隔たりが残っている」と指摘した。「我々は英国の主権を尊重する解決策を見つけるため協議を続ける」とも投稿した。

EUのバルニエ首席交渉官は同日、ツイッターに「公正な競争環境の確保や漁業権、(紛争解決などの)ガバナンスの点でとても深刻な相違が残っている」と主張。「EUはあらゆるシナリオに備えている」とも言及し、簡単には妥協しない考えを改めて示した。

EUを離脱した英国は、EU加盟国と同等に扱われる年末までの移行期間中に、将来関係をめぐる交渉をまとめることを目指している。交渉が決裂して「FTAなし」となれば、年明けに急に関税が復活するなどして、経済活動が混乱するおそれがある。

10月中旬にはジョンソン英首相がEUの強硬な姿勢に反発して一時、交渉が中断した。その後、EUの態度の軟化を受けて同22日から交渉が再開している。

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