西武HD、ホテルの苦境際立つ 固定費削減で持久戦
証券部 堤健太郎
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西武ホールディングス(HD)のホテル事業の苦境が際立っている。コロナ前で売上高の約4割と他の大手私鉄よりホテル事業の存在感が大きく、新型コロナウイルス禍による外出自粛の影響で売上高が固定費を大幅に下回った。国内宿泊客に持ち直しの兆しがあり、固定費削減を進めて赤字脱却への持久戦に挑む。
西武鉄道の主要ターミナル駅、西武新宿駅と同じ高層ビルに入る「新宿プリンスホテル」。夜、建物の側面に多く並ぶ窓に明かりはない。コロナ禍に...
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