東芝系インバーター搭載エアコン、米学会が認定

東芝傘下の空調事業子会社、東芝キヤリア(川崎市)は4日、米電気電子技術者協会(IEEE)から電気関連技術の歴史的な業績を表彰する「IEEEマイルストーン」に認定されたと発表した。対象は、同社が1980年と81年にそれぞれ開発・量産化した業務用と家庭用のインバーター搭載のエアコン。従来式と比べてエネルギー効率が高い点が評価されたという。
インバーター搭載のエアコンは、同社が世界で初めて開発・量産化したとしており、温度調整を細かくできて省エネにつながる。東芝キヤリアによると、IEEEマイルストーンの認定は空調業界で初めてという。
東芝グループでの認定は3件目。2008年に日本語ワードプロセッサー、13年にはヒザの上に乗せて使える「ラップトップパソコン」の認定を受けた。(矢尾隆行)