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新興グラフィットの電動バイク、自転車として走行可に

電動モビリティーのスタートアップ、glafit(グラフィット、和歌山市)の電動バイクが、同じ車体を自転車へと切り替えて公道で走ることが国から認められた。自転車の機能を併せ持つ電動バイクは「原付きバイク」の扱いで、原則として歩道や自転車レーンは走れない。新技術を後押しする国の制度を活用し、実証実験を経て同種の電動バイクでは初の規制緩和にこぎつけた。

グラフィットの「ハイブリッドバイク」は2021年夏までに開発される後付け装置を装着することで、公道上で電動バイクとしても自転車としても使えるようになる

電動バイクと自転車の機能を併せ持ち切り替えて使うことができる「ハイブリッドバイク」の「GFR」シリーズで、ナンバープレートを覆う装置を取り付けた車体が自転車として走れるよう、このほど認可された。

認可を受けた車体では、公道で状況に応じて電動バイクまたは自転車として使い分けることができるようになる。電源をオフにし自転車として走るときは、ナンバープレートにカバーがかかって自転車のアイコンを表示し、周囲から自転車だとわかるようにした。ナンバープレートが見えない状態では、電源をオンにすることはできない。

まず2021年夏ごろまでに、自転車走行時にナンバープレートを覆う後付け装置を開発する予定。既に販売した同社のハイブリッドバイク向けに提供し、自転車としても公道を走れるようにする。後付け装置の販売前には規制を所管する警察庁が改めて確認し、各都道府県警に対し通達を発することで運用する。

これまで電動バイクと自転車の機能を併せ持つ車体は、電動モーターをオフにして自転車として走行する場合も、道路交通法上の原動機付き自転車、いわゆる原付きバイクとして扱われた。よって歩道や自転車レーン(自転車専用通行帯)には入れず、車道を走るほかなかった。車通りの多い幹線道路などで自転車として走る場合の危険性が指摘されていた。

同社は19年11月から20年1月にかけて、国の「新技術等実証制度」(規制のサンドボックス制度)を活用して和歌山市の公道で実証実験を進めてきた。実験結果を踏まえ、モーターが駆動しないようナンバープレートのカバー時に電源が入らないなどの仕組みを提案し、現行法令の解釈として規制緩和が認められた。

認可について発表会を開いたグラフィットの鳴海禎造社長は「ハイブリッドバイクという新しいジャンルを切り開いた。たったこれだけのことだが、モビリティー業界にとって大きな一歩になる」と期待を示した。

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