30人学級論争、OECDデータが波紋 「日本の教員数は平均並み」
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2021年度予算編成で焦点になる小中学校の「少人数学級」実現を巡り、経済協力開発機構(OECD)が公表した国際比較データが波紋を広げている。日本の学級(クラス)規模は各国より大きい一方、教員1人あたりの児童・生徒数は平均並みと読み取れる内容だ。政府内の評価は割れ、担任外教員や学習指導員の配置で重点を絞り対応する案が出てきた。
義務教育標準法は1クラスの児童・生徒について小学校1年は35人以下、小学...
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